もちろん、そういう指導者が見当たらない時代もこの国にはありました。前にもお話ししたように、この前の戦争中はとくにそうでしたね。世界のことをよく知った指導者がいなかった。だから勝算のない戦争に乗り出して負けてしまった。ですから、その敗け方のひどいこと。

　いまの日本に国際感覚を持った指導者がいないんだとしたら、これは一大事。でも実際問題、国会にいるみなさんの顔をつらつら思い出してみても、国際感覚鋭く、海外との太いパイプを持つ人物が見当たらないような気が・・・・・・これは何とも寂しいことです。

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【コメント】

三波春夫がこの本を執筆していたのは、１９９９年～２０００年でした…。
ではまた、来週金曜日に更新いたします。