第2章大石内蔵助 なぜ、内蔵助は「大星由良之助」になったのか②

 その意味では、聖徳太子から信長、素行、赤穂浪士、吉田松陰と、日本の歴史には太い糸が一本通っていたのだと言えるかもしれませんね。その糸を断ち切らず、後世までつなげていく上で大きな役割を果たしたのが、山鹿素行に学んだ赤穂藩の面々であり、大石内蔵助だったのです。

 赤穂浪士の討ち入りから三年後、その事件に感動した近松門左衛門(ちかまつもんざえもん)が『碁盤太平記(ごばんたいへいき)』という芝居を書きました。


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