第2章大石内蔵助 「鉄石の集団」③

 だから討ち入りに加わるのは、本当にその行動の意味を理解している者だけでいい。たとえ人数は少なくとも、同じ信念を持つ鉄石(てっせき)の集団があれば必ずうまくゆく。そういう集団を作るためには、メンバーをふるいにかけなければなりません。揺るぎない信念があるかどうかを見極(みきわ)め、それがない者には脱退してもらう必要があります。

 もちろん内蔵助には、中途半端な気持ちの者をその場の勢いだけで参加させるのは本人のためにならない、という思いもあったことでしょう。国法を犯(おか)すのですから、やり遂げた後には間違いなく死が待っている。そのような行動に、やる気のない者を加えるのは、かえって当人たちに気の毒です。


【コメント】

では、この続きはまた来週金曜日に更新いたします!