では、内蔵助は討ち入りを通して何を訴えたかったのかー。
それは、主君の浅野内匠頭は吉良上野介に殺されたわけではない、浅野内匠頭に切腹を命じ、浅野家断絶を決めたのは、五代将軍綱吉(つなよし)を頭とする幕府だという事実です。しかも、その幕府は評定(ひょうじょう)(裁判)すら開かずに、内匠頭に即刻切腹を申しつけた。この傲慢(ごうまん)さ、この専横(せんおう)。もし幕府が地方諸藩をもっと尊重していたら、この処分は違っていたのではないか・・・・・・火のような怒りを心に秘め、大石内蔵助は吉良家討ち入りによって幕府の政道批判をしようと決心したのです。
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