第2章大石内蔵助 赤穂の命は塩作り②

 そうやって築いていた信頼関係が、思わぬところで生きました。大切な情報が、ふつうでは考えられないほど早く、江戸から赤穂に届けられたのです。といっても、それは塩に関する情報ではありません。藩主が起こした刃傷事件、それに対する処分の内容、そしてお家断絶と主君の切腹という思いもよらない重大情報が、数多くの協力者のお陰でいち早く、留守を預かる大石内蔵助のもとへ届けられたのです。


【コメント】

ではまた、この続きは来週金曜日に更新いたします!