怖れおののいた重盛は家来の松王丸(まつおうまる)を呼び寄せてそのお告げのことを話し、父の清盛のところへ行って …
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第4章・平清盛 「神輿に矢を放った男」⑤
しかし、その狼藉(ろうぜき)を「絶対に許すまい」と立ち上がった政治家がいました。久安(きゅうあん)三年(一一 …
第4章・平清盛 「神輿に矢を放った男」③
さて、そういう輩(やから)が世間にはびこるのは、今に始まったことではありません。たとえば平安時代の中頃から始 …
第3章・勝海舟 「北方領土問題と勝海舟」②
江戸城無血開城の直後、四月十五日に榎本武揚が七隻の軍艦を率(ひき)いて品川(しながわ)から箱館へ向かったとき …
第3章・勝海舟 「行蔵は我にあり」⑤
しかし、それを聞いた勝は、 「行蔵(こうぞう)(出処進退)は我にあり、毀誉褒貶(きよほうへん)は他人の言う …
第3章・勝海舟 「恨みを残さず、徳を残せ」①
このように、勝と西郷のあいだには、肚(はら)の据(す)わった大人物同士ならではの以心伝心(いしんでんしん)が …
第3章・勝海舟 「江戸総攻撃を食い止めた捨て身の作戦」⑤
こうして直接交渉を進める一方、海舟はその前に江戸中を走り回って手を打っていました。彼が江戸総攻撃への対抗手段 …
第3章・勝海舟 「江戸総攻撃を食い止めた捨て身の作戦」④
慶応四年(一八六八)三月上旬、江戸の街は緊張感を高めていました。すでに多摩川(たま)を越えた新政府軍が、三月 …
第3章・勝海舟 「日本人はみみっちいぜ」⑤
そういえば咸臨丸(かんりんまる)の艦長としてアメリカへ渡り、帰国後、幕府の老中たちに「どうだ、外国へ行ってみ …
第2章大石内蔵助 「松の廊下」の真相とは①
「私(わたくし)」ではなく「公」のために働く……そういった姿勢は内蔵助個人の資質というよりも、藩祖の浅野長直 …
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