ところで東京大空襲の三月十日は、かつて陸軍記念日と定められていました。日露戦争の勝敗を決したとも言える奉天(ほうてん)の大会戦で、日本陸軍が勝利を収めた日です。ちなみに五月二十七日は海軍記念日で、これも日露戦争で日本海軍がバルチック艦隊を倒した日。私が子どの頃、この両日はみんなで戦争について語り合ったものです。
その日露戦争は、兵力に劣る日本が大国ロシアに勝ったという点で特筆すべきものだったことはもちろんですが、「いかに戦争を終わらせるか」という点でもたいへん学ぶべきところの多い戦争でした。宣戦を布告すると同時に、日本の指導者はその戦争を終わらせることを考えていたのです。
その指導者というのが、児玉源太郎(こだまげんたろう)。
日露戦争の軍人というと、陸軍では乃木希典(のぎまれすけ)、海軍では東郷平八郎(とうごうへいはちろう)の名前を思い起こす人が多いかもしれません。でも、あの戦争を一から十まで統括し、日本軍を実質的に指揮していたのは、満州軍の総参謀長を務めた児玉源太郎陸軍中将(後に大将)だったのです。
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