第5章・二宮尊徳「尊徳流「村興し」が全国へ」①

前述の、先生の上役として赴任した武士は、尊徳流の仕法がだんだんと成果を表わしてくると、嫉妬し、藩主にあることないことを讒訴(ざんそ)しました。先生は困りましたが、一応江戸へ出て大久保侯にすべてを説明したところ、藩主は報告を喜ぶ一方で讒訴した者を厳しく処罰すると激怒しました。しかし、ここが尊徳の大きなところで、

「どうぞお怒りになることだけでお止めください。必ずや私のやり方を理解してくれるはずでございます」

と言ったとか。

この一件はその後、藩主が直々(じきじき)に当人に説いて聞かせることとなり収まったのですが、結局は我が身を恥じて自らお役御免を願い出たそうです。


【コメント】

また来週金曜日に更新いたします。
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