第5章・二宮尊徳「無から有へ」の実践哲学①

愛らしい少年像からは意外なことに、尊徳先生は身長百八十二センチ、体重は九十四キロという堂々たる体軀の持ち主で、七十歳の長寿を全うされました。現在の小田原市の栢山(かやま)というところで生まれたのが天明(てんめい)七年(一七八七)七月二十三日。記録では、次のようになります。

血統は平氏、名は尊徳、通称金次郎。
その先祖は曾我(そが)氏。 苗字は二宮。
父は利右衛門(りえもん)、母は曾我別所(べっしょ)村・川久保太兵衛(かわくぼたへえ)の娘よし。
祖父は豪農家でしたが、父親はお人好し。困った者には持ち物を分けるし、借金を頼まれれば断われない。とうとう田畑は一町(ちょう)六反(たん)の中農程度になったところに、金次郎五歳の時に有名な酒匂(さかわ)川の大洪水が起き、その農地もすべて石の河原に化けてしまいました。さらに、父親は病にかかり惨(みじ)めな暮らしとなり、その極貧のどん底から、金次郎は逆境をバネとして成長していったのです。


【コメント】

今年のブログは、本日がラストです。
今年1年も、お読み頂きましてありがとうございました。
次回は、1月17日に更新いたします。

ご自愛くださいまして、どうぞ良いお年をお迎えくださいませ!!