ところで二宮金次郎について、ある時、永六輔(えいろくすけ)さんと話をしていたときに、永さんがこうおっしゃいました。
「ロサンゼルスのリトル東京にある金次郎像を見たアメリカ人が『これは変な銅像だ。勉強するときは一筋に勉強、働くときは一心に働くのが理想でしょう。その勉強と仕事を一緒にやるとは何事ですか』と言ったそうですよ。もっともな意見だと思うけれども、どうですか?」
これを聞いて、私はこう答えました。
「金次郎少年は、当時は、燃料エネルギーとして最も大切だった薪を山で伐(き)り、それを町で売ったお金で新しい本を買い、それを帰り道に読みながら帰ったんてす。だから、あの銅像は行きと帰りの姿を重ね合わせた芸術作品ですよ。」
【コメント】
次回、まだ説明は続きます。
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