「いかに戦さとはいいながら、公達のような少年をなんでむざむざ斬れましょう。さあ、この熊谷を突き飛ばし、このまま海へ逃げてくだされ」
これこそまさに、武士の情け。しかし敦盛のほうも、若さに似合わぬ立派な侍でした。
「強い者が勝ち、弱い者が負けるのが戦さじゃ。 わが首を討つがよい」
そう言われて、直実も覚悟を決めました。 逃げろと言っても、もはや平氏の船は遠く沖へ出てしまっていますから、どうにもなりません。ならば相手の願いどおりにするのが武士の心意気というものです。
【コメント】
厳しいものですね…。
ではまた、来週金曜日に更新いたします!