男子誕生となると皇位の継承にからんでいろいろと厄介(やっかい)な問題が生じます。だから白河法皇は、男の子ならば忠盛が自分の子として育てるように頼んだのです。
そして生まれたのが、清盛でした。その名も、白河法皇が与えたようなもの。生まれた男の子は、我(が)が強いのか夜泣きがひどかったそうです。それが周囲を手こずらせていると聞き及んだ白河法皇は、こんな御歌を詠(よ)んで忠盛を元気づけました。
よなきすと ただもりたてよ 末の代に きよく さかふることもこそあれ
(夜泣きすと 忠盛立てよ 末の代に 清く盛うることもこそあれ)
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