第4章・平清盛 「「平家物語」が歪めた清盛の人物像」⑤

 また、清盛が秀れていたのは、国内を取り締まる権力を確立しただけでなく、日本という国をより栄(さか)えさせるには何が必要かを考えていた点です。そのために力を入れたのが、外国との貿易でした。狭い視野で国内のことだけを見ていた頼朝に対して、清盛は「世界の中での日本」という広い視野を持っていたわけですね。海に浮かぶ島国だから、外国と取り引きをしなければ栄えない。清盛はそう考えていました。

 そういう点で、清盛は聖徳太子に次ぐ立派な政治家だったとさえ私は思っています。当時の日本は遣唐使(けんとうし)を廃止して以来、外国との貿易が途絶えていたのです。民間では多少ありましたが、公的な貿易は皆無だった。それを復活させたのですから、清盛の功績は実に大きなものです。


【コメント】

このような事を、「三波春夫」が注目しているのがオモシロイですよね。
ではまた、来週金曜日に更新いたします。