第3章・勝海舟 「北方領土問題と勝海舟」⑦

 かくして海軍中将榎本武揚は、ロシアの首都、ペテルブルグへ堂々と乗り込みました。この時、榎本は衣装に気を配り、海軍中将の礼服を九百両もかけてフランスの洋服屋にオーダーしたとのこと。国の体面を重んじた明治人の心意気、それとも日本の武士道の誇りか、このお金のかけ方も国際感覚の一つと言えるでしょう。


【コメント】

「洋服屋にオーダー」とありましたが、三波春夫の服装の話をいたしますと普段はもちろん洋服でした。それも、仕事のときは必ずスーツでネクタイを締めておりました。
晩年に親しかった永六輔さんが、或る日尋ねられました。
「三波さん、そのスーツはオーダー?」
「はい、英国屋さんで・・・」
「えーっ?英国屋に見えな~い」
すっごい失礼な言われようでしたが、本人も、その場に居た三波の妻も私も、そして永さんも大爆笑でした。
神野美伽さんは三波春夫のスーツ姿での立ち居振る舞いを「学校の校長先生のよう」とおっしゃっていました。

ではまた、来週金曜日に更新いたします。