第3章・勝海舟 「行蔵は我にあり」⑤

 しかし、それを聞いた勝は、

 「行蔵(こうぞう)(出処進退)は我にあり、毀誉褒貶(きよほうへん)は他人の言うところ」とまるで問題にしませんでした。

 自分はひたすら日本という国に仕えているのだ。幕府や新政府に仕えているわけじゃないんだ。上に立つ人が変わったからといって国家に尽くすのをやめてしまったのでは、逆に筋が通らない、ということでしょう。福沢諭吉もたしかに明治の大人物ですが、勝さんとくらべれば、やはり一回り器(うつわ)が小さいと思ってしまいます。


【コメント】

かっこいい…ですね。
ではまた、来週金曜日に更新いたします。

明日は、19時~BS朝日「人生、歌がある」をお楽しみください!