清盛が我を捨てて大きな心で政治を行なえたのは、一つには天皇家の血筋によるものだと思います。そしてそれは、平家一門の伝統でもありました。
平家人の生き方は、時として「滅びの美学」などという耳触(みみざわ)りの良い言葉で語られることがあります。でも、それだけで片付けたのでは彼らの美点を理解したことにはなりません。平家の散(ち)り際(ぎわ)が美しく感じられるのは、彼らが皆、和歌や音楽、美術などを学び、人間として教養を深めていたことを見逃してはならないと思います。平家一門の中には裏切り者が一人として出ていません。そこが源氏といちばん違うところでしょうか。
【コメント】
こういう視点だったのかー、でございますね。
ではまた、来週金曜日に更新いたします!