嘉兵衛さんの潔(いさぎよ)い態度に、リコルドも態度を和(やわ)らげました。言葉はほとんど理解できなかったでし …
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第1章高田屋嘉兵衛 言葉を越え、伝わる心⑥
「国後の陣屋が何の考えがあって死罪になったと申したかは分からぬが、私の知るかぎり、ゴロヴニン艦長は箱館(はこ …
第1章高田屋嘉兵衛 言葉を越え、伝わる心⑤
そこで初めて間近で嘉兵衛さんと対面したリコルドは、その風貌の迫力に驚かされたと、当時のことを綴(つづ)った手 …
第1章高田屋嘉兵衛 言葉を越え、伝わる心④
そんな嘉兵衛さんの立派な態度を見て、リコルドのほうも「これは相当な人物だ」と直感しました。そこで嘉兵衛さんを …
第1章高田屋嘉兵衛 言葉を越え、伝わる心③
しかし私には、これが偶然だったとはどうしても思えません。紛争解決に尽力しようと決意した嘉兵衛さんは、自らロシ …
第1章高田屋嘉兵衛 言葉を越え、伝わる心②
一方、そのころ日本では、高田屋嘉兵衛がこの紛争の解決に乗り出す覚悟を固めていました。この問題は、お侍に任せて …
第1章高田屋嘉兵衛 言葉を越え、伝わる心①
さて、何としても上官を奪還しなければならないリコルド副艦長は、態勢を整えるべく、いったん帰国しました。ところ …
第1章高田屋嘉兵衛 「浪曲上等兵」の終戦④
幸い弾は当たらず、彼らは這々(ほうほう)の態(てい)で逃げていきました。やがてソ連軍が大砲を撃ち込んでくる。 …
第1章高田屋嘉兵衛 「浪曲上等兵」の終戦③
生きていたのは、強運としか言いようがありません。おそらく三時間ぐらい気を失っていたのでしょう。目が覚めたとき …
第1章高田屋嘉兵衛 「浪曲上等兵」の終戦②
激戦が五日目を迎えたとき、めずらしく白い握り飯が配られました。とっておきの白米です。その意味を全員がかみしめ …
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