慶応四年(一八六八)三月上旬、江戸の街は緊張感を高めていました。すでに多摩川(たま)を越えた新政府軍が、三月 …
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第3章・勝海舟 「日本人はみみっちいぜ」⑤
そういえば咸臨丸(かんりんまる)の艦長としてアメリカへ渡り、帰国後、幕府の老中たちに「どうだ、外国へ行ってみ …
第2章大石内蔵助 「松の廊下」の真相とは①
「私(わたくし)」ではなく「公」のために働く……そういった姿勢は内蔵助個人の資質というよりも、藩祖の浅野長直 …
第2章大石内蔵助 仇討ちに込めた内蔵助の「覚悟」⑧
赤穂浪士の討ち入りは私情のためではなく、公を思う心から出た義挙であり、地方自治体 のリーダーが行なった中央政 …
第2章大石内蔵助 仇討ちに込めた内蔵助の「覚悟」⑦
大石内蔵助は討ち入りの直後、幕府大目付(おおめつけ)・仙石伯耆守久尚(せんごくほうきのかみひさなお)に「討ち …
第2章大石内蔵助 仇討ちに込めた内蔵助の「覚悟」②
ご承知のとおり、徳川幕府は地方の諸大名を押さえて中央集権体制を固めるために、あらゆる手段を考えました。その代 …
第1章高田屋嘉兵衛 これぞ嘉兵衛の真骨頂③
心を入れ替えたルダコフは人間として見違えるように成長し、間もなく大尉に昇進。やがてカムチャツカ艦隊の総指揮官 …
第1章高田屋嘉兵衛 これぞ嘉兵衛の真骨頂②
嘉兵衛さんの人間愛が光って見えるのは、リコルドの部下だったルダコフというロシア軍の中尉にかけた言葉でした。ル …
第1章高田屋嘉兵衛 これぞ嘉兵衛の真骨頂①
ここで忘れてならないのが、領土の問題です。嘉兵衛さんは、日本とロシアの人質事件だけを解決したわけではありませ …
第1章高田屋嘉兵衛 かくして一件落着⑥
さて幕府からの文書には、ロシア政府が正式に過去の事件について謝罪すれば捕虜を返還する、という意味のことが書か …
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