そこで初めて間近で嘉兵衛さんと対面したリコルドは、その風貌の迫力に驚かされたと、当時のことを綴(つづ)った手 …
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第1章高田屋嘉兵衛 言葉を越え、伝わる心④
そんな嘉兵衛さんの立派な態度を見て、リコルドのほうも「これは相当な人物だ」と直感しました。そこで嘉兵衛さんを …
第1章高田屋嘉兵衛 言葉を越え、伝わる心③
しかし私には、これが偶然だったとはどうしても思えません。紛争解決に尽力しようと決意した嘉兵衛さんは、自らロシ …
第1章高田屋嘉兵衛 言葉を越え、伝わる心②
一方、そのころ日本では、高田屋嘉兵衛がこの紛争の解決に乗り出す覚悟を固めていました。この問題は、お侍に任せて …
第1章高田屋嘉兵衛 言葉を越え、伝わる心①
さて、何としても上官を奪還しなければならないリコルド副艦長は、態勢を整えるべく、いったん帰国しました。ところ …
第1章高田屋嘉兵衛 「浪曲上等兵」の終戦④
幸い弾は当たらず、彼らは這々(ほうほう)の態(てい)で逃げていきました。やがてソ連軍が大砲を撃ち込んでくる。 …
第1章高田屋嘉兵衛 「浪曲上等兵」の終戦③
生きていたのは、強運としか言いようがありません。おそらく三時間ぐらい気を失っていたのでしょう。目が覚めたとき …
第1章高田屋嘉兵衛 「浪曲上等兵」の終戦②
激戦が五日目を迎えたとき、めずらしく白い握り飯が配られました。とっておきの白米です。その意味を全員がかみしめ …
第1章高田屋嘉兵衛 「浪曲上等兵」の終戦①
ここで話は少し脱線します。少しじゃ済まないかもしれませんが、全然関係のないお話をするわけではありませんので、 …
第1章高田屋嘉兵衛 捕虜となったロシア艦長③
リコルドが「しまった!」と地団駄(じだんだ)踏んでも、もう遅い。水兵たちは「艦長がやられた!」と怒り心頭、陸 …